弁護士の選び方

良い弁護士とはどのような弁護士か？

法律案件を依頼される方にとって、良い弁護士とはどのような弁護士でしょうか？

案件の種類内容によっても様々な回答が考えられ、難しい問題だとは思いますが、一言でお答えするとすれば「信頼できる弁護士」ということになるのではないでしょうか。

他の多くの専門職と同様、弁護士を選ぶにあたっても、知識、経験の有無は非常に重要な要素となります。
依頼をされたい種類の案件について取り扱い経験がない弁護士である場合、信頼して案件を任せることは難しいかも知れません。

また、依頼者のご意向を最大限に採り入れて網羅的な主張立証を展開することは、弁護士にとって負担になる場合があります。
徹底的に争うことなく、依頼者に妥協をしていただいたほうが弁護士にとって有難いということもあるのです。
そのような場合であっても依頼者のご意向及び利益を踏まえ、徹底的に争うべきケースでば迷わずそうしてくれるという弁護士でなければ、信頼して案件を任せることはできないでしょう。

どのようにすれば「信頼できる弁護士」と出会うことができるのか？

では、どうすれば「信頼できる弁護士」を選び、依頼することができるでしょうか？

法律の専門家ではない一般の方には、弁護士の良し悪しを判断することなど困難だと思われるかもしれません。
しかしながら、実際にその弁護士に会って法律案件の相談をしてみれば、「信頼できる弁護士」であるかどうかのヒントを得ることは可能です。

例えば、貴方が依頼したい案件について知識、経験のある弁護士であれば、早期にあなたの相談の要点を見抜き、適切な対応方法や今後の解決の流れについて具体的に説明してくれることでしょう。そのような弁護士であれば、依頼を前向きに検討しても良いかもしれません。
逆に、貴方の質問をはぐらかし、回答について納得のいく理由付けを示さない弁護士であれば、別の方を探したほうが良いかも知れません。

また、貴方の法律相談に対する弁護士の対応を見れば、弁護士の人間性、熱意といったものをある程度判断することが可能です。
貴方の要望が法律的に実現困難な場合でも、困難である理由を納得いくまで説明しようとしたり、何らか別の方法を模索したりしてくれる親身な弁護士であれば、「信頼できる弁護士」である可能性が高いでしょう。
他方、法律相談において態度が尊大、冷淡であると感じられるような弁護士であれば、仮に依頼しても良いコミュニケーションは期待できませんので、避けた方が無難です。

現時点で弁護士を探す方法としては

親族・知人等の紹介
弁護士会法律相談センターや法テラスの法律相談を予約する
インターネット上で法律事務所のウェブサイトを比較検討する

等が考えられます。

これらの方法で探した複数の弁護士に相談をしてみて、最も良いと思われた弁護士に依頼するというやり方が、信頼できる弁護士に出会うためのベストな方法ではないかと考えます。

なお、当事務所は、遺産分割、遺留分侵害額請求、遺言の作成及び執行、といった相続案件に力を入れており、これら案件についての無料法律相談を実施しています。
当事務所がこれらの案件について相応の知識、経験を備えており、皆様のお役に立つことができると信じているからです。

お気軽にご連絡いただき、無料のご相談をしてみた上で、弁護士選びの一助としていただければ幸いです。